君に嫌われた夜
君から手紙が届いた
手紙なんて何年ぶりだろう
話があるからいつものバーで
不安がよぎる
私は何時も利用するバーへ急いだ
私はノンアルコールのビールで話しを聞いた
予想通り、別れ話しだった
待ってくれっと言いながら私は彼女を追いかけた
去ってゆく君の耳には私の叫び声が届いてなかった
君は夜行バスに乗って行ってしまった
もう一度話しがしたい
私は急いで車に戻り
君の乗った夜行バスを追いかけていた
今日の出来事を表すかのような雲と夕焼けに切なくなっていく
もう、君を追いかけるのを止めた
そして車を停め夕陽に願いを込めて
その後、私は車をおいて
一人深酒をくらう
何も覚えていない
そして夜の道を寂しく歩いていた
君に嫌われた事だけは覚えている